*2006年~2007年分
>>2008年~2009年  >>2006年~2007年  >>2004年~2005年  >>それ以前のリスト
*アイ・アム・レジェンド   

水曜日はレディースディ♪…なーんてお気軽な気持ちで観に行っちゃいけない映画でした。
朝蔵は映画をスクリーンで観る方が好きなんですが、ホラーとスプラッターはまったくダメなんですよ。
ほら、怖さが倍増するでしょ?映画観て叫んじゃうんですよマジで。
で、この映画は別にホラー・スプラッターとして創ったわけじゃないのかもしれませんが、朝蔵にとっては思いっきりその手の映画でございました。
ここからはモロネタばれしますのでコレから観る方は読まないでくださいね。
CMで「地球最後の男」とか言ってましたが、人類は死滅していません。むしろ思ったよりたくさん生存しています。
ただしNYで正常な状態で生きているのが主人公だけなだけなのです。
後の方々はウィルス感染者=生けるゾンビなのです。
もぉね、思いっきり「ゾンビ」「バイオハザード」状態の場面とかあって、思わず目をつむってしまったシーンがいくつもありましたよ。
よーく考えてみるとその手の映画に比べて怖くなかったのかもしれないですが、スクリーンで観るとヤバイです。
そんな中ウィル・スミスの演技と犬のサムの絡みは最高で、主人公が孤独ながらも狂ってしまわなかったのはこの犬のサムのおかげだったんだろうなぁ、とひしひし伝わってきてちょっとじーんときましたね。
ネットでは原作と終わりが違うと色々もめているようですが、原作とまったく同じにしたら余計に面白くないじゃん、と思ってしまうのは原作を読んでいないからなんでしょうね。名作なんでしょうか?
あと、突っ込みどころも満載なんですよ。それは細かく書くと面白くないのであえて書きませんが。
しばらく夜トイレ行くの怖いなぁ、と真剣に悩む朝蔵なのでした(爆。
2007/12/26鑑賞

*レミーのおいしいレストラン   

鼻と舌が人一倍敏感なネズミがおいしいモノへの憧れから料理をしたいと思い、ひょんなことから料理が出来ないコック見習いと出会い一緒に料理しちゃうというお話。
ディズニー配給のアニメーション作品なんだから絵のクオリティの高さは言うことなし!
ネズミ1匹1匹の毛並みまで変えて個性にし描ききっているところはお見事です。
でもこの映画はそんなところに注目する映画じゃないんですね。
テーマは「夢はあきらめなければ叶う」です。だってネズミが料理するなんて現実にはありえませんよね。でもこの小さなねずみの姿を借りて「あきらめないこと」の大切さを伝えている映画なのです。
主人公のコック見習いはホントどんくさくっていいかげんで流されやすい性格なのですが、このねずみと先輩の女性コックとのふれあいの中で一生懸命やることの楽しさと大切さを学んでいくのです。
お話的にはありがちな流れでしたが、出てくる料理が本当においしそうでそれだけで幸せな気分にしてくれました。しかしこの映画の現代は「ラタトゥーユ」。料理の名前なんですけどねー。何で日本語題にしたときにこんなに変えちゃったんだろう?

余談ですが、今回この映画より「前座」的に同時上映された短編アニメーション「リフテック」が最高に面白かったです。本編始まる前に腹筋が疲れるほど笑いましたよ。あの短編の方がDVDで欲しいわぁ。
2007/8/15鑑賞

*トランスフォーマー   

この夏最大の話題の映画、初日に行ってきましたよ。
原作は日本のおもちゃメーカーが作り上げた有名なロボットアニメです。何と制作総指揮のスピールバーグ氏が子供達とこのおもちゃで遊んでいたのだとか。いやはや、日本のアニメーションというのはどれだけ発想が凄かったかはかりしれませんね。
そんなロボットアニメをハリウッドが本気で映画化したら、ホントにもの凄い映像になってましたよ。
申し訳ありませんがストーリーはそれほど複雑じゃありません。逆にあの映像で複雑すぎるストーリーなら映画を観ること自体しんどいかも。
電化製品や車に擬態した宇宙人たちが「変身」する様子は思わず息を飲むほど凄くて素晴らしい動きです。それが実際に演技する俳優達と違和感無く画面に存在しているのでCGなんだけどCGぽくないんですよ。
しかもこのロボット達意外におちゃめ♪
映画の前半結構笑わせてくれますよ。ああいうところがシナリオが上手いというか、ストーリーがだれないようにスムーズに流れるよう工夫されているというか、良いですね。
そして子供も観ることを考慮されているので戦闘シーンが多いけど残虐なカットは出てこないよう配慮されています。
映画が終わってからしまりすと話をしていて、ロボットの変身シーンが何かに似ていると言ったところ「あれはマクロスのバルキリーっぽい」という結論に達しました(爆。
どのシーンがそう思うかは映画を観てのお楽しみです。
とにかく映像革命とはよく言ったもんです。そのコピーに恥じない映像でした。
2007/8/4鑑賞

*シュレック3   

1と2があまりに面白かったのでDVDまで持っているシュレックの第3段です。
この映画もの凄い技術のアニメーションなんですが、ソレを表に持ってこず、あくまで脚本&キャラ勝負しているところがニクイ!!
もぉ、どんだけ芸が細かいねんっ!って何回スクリーンに向かって突っ込んだか(爆。
今回もさえ渡るパロディの数々。
その上シュレックのだるいおっさん度はさらに増しているし、フィオナのお母さんはやっぱりこの娘を産んだだけあるし、何故か味方に赤ずきんちゃんのオオカミさんがいるし、クッキーマンはやたらに可愛いくてヌケてるし…。 何が何だか分からないくらい細かいネタ満載で笑わせていただきました。
今回は初めて人(じゃなくてカエルだけど)が死んじゃうのでちょっと寂しい感じもありますが、新たな出会い、新しい命など次の世代への受け渡しのお話ともいえるのかな。
お話の内容自体は単純だけどやはり大人へ向けたメッセージの強い映画でした。
しかし「目がイっちゃってる」白雪姫が一番強そうに思えたわ(爆。
2007/7/8鑑賞

*舞妓 Haaaan!!!   

この映画の主題歌「おまえローテーションガール」の歌詞にある「ありえないハイテンション」という言葉、それがこの映画の前半の感想です。
えぇ、もぉここまでのハイテンションな主人公はなかなか見れるもんじゃないです。
阿部サダヲさんはホントに頭のネジが何本か吹っ飛んでいる人なのか?と本気で疑ってしまいそうなほど凄いです。堤真一さんはこれでファンを増やしたのか、減らしてしまったのか?北村一輝さんもしかり!(爆。
この映画を観るときの注意事項、それは何にも考えてはいけません。「それはないやろー!」と裏手パンチしながら突っ込むのは良いですがそれ以上は深く考えないこと。そうすれば最後まで大笑いしながら観ることができます。
この強烈さとたたみかけるようなテンポは舞台にしても面白いかも。
バナナマンの日村が舞子おタクの中に何の違和感もなく混じっていたのもちょっと笑えましたね。
柴咲コウの役はなんであんなに可愛いのにあんな変なヤツが好きなんやーっ?って本気で突っ込んだわ(爆。
あの強烈に変な阿部サダヲさんの役にベタ惚れなんですよ。「格好いいっ…」って。
植木等さんの遺作となりましたが、映画の中ではのほほんとお元気でまだ生きていらっしゃるかのような錯覚をした程です。らしい映画に出演されたなぁ。
2007/6/27鑑賞

*300(スリーハンドレット)   

まるで1シーン、1シーンが切り取られた絵画のように美しく完璧な画像でした。
ノーマルスピードとスローモーションの組み合わせによるめまぐるしいほどのスピード感溢れる動き、微妙に彩度をを落としスパルタの戦士達の赤いマントが存在感を出すように計算された色調。
この映画は2/3ほどまるまる戦闘シーンなんですが、これらの配慮がなされていなければどぎつくて見続けるのは苦痛だったかもしれません。それを芸術的なまでに奇妙な美しさを作り上げた映像は素晴らしいです。
300とはスパルタの王に従った私兵のような存在のことです。 強大なペルシアがギリシャに攻めてくる。服従・降伏を迫られたスパルタの王レオニダスが「スパルタの尊厳と自由」のために戦うことを決意する。
しかし王といえど勝手に戦争を行うことができない政治体制をもったスパルタでは正規の軍勢を率いていくことは出来ない。そこで王に従う屈強の300人が共に私兵として出兵する。
色々印象に残ったシーンはありますが、やはり「スパルタの兵士達よお前達の職業は何だ?」という王の問いかけに全員が「ウォリアー(戦士です)!」と一糸乱れぬ叫びで答えたシーンがこのお話の全てを語っているのではないでしょうか。
友と愛する者と国を守るためだけに存在するスパルタの戦士達。絶対的な信頼で結ばれたスパルタの戦士達はある意味世界一幸せな300人であったと思います。一点の迷いもなく生きた彼らの凄まじい物語をぜひ大画面で見てください。
ちなみにこの映画は通常TV放映するにはかなり問題なシーンが多いので、数年経っても放送されない可能性が高いと思います。だからR-15指定なんだろうな。
2007/6/20鑑賞

*パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド   

行ってきましたよ、超話題作!
思えば昨年夏にデッドマンズ・チェストの最後で「次回作来週公開して!」とスクリーンに向かって叫びそうになった パイレーツ・オブ・カリビアンの3作目です。
ストーリーはさらに複雑になり、本当にどう収集をつけるんや?と映画の途中で何度も思いました。
今回の裏テーマは「だましあいとパロディ」に間違いないし(爆。ディズニーの映画はパロディの宝庫ともいえますがこの映画も負けてません。
かの「マルコビッチの穴」のあのシーンにそっくりなところが出てきた時は、おもわず吹き出しそうになりました。「マルコビッチの穴」はどちらかというとマニアックな映画なのでそれで吹き出した人は少ないかもしれませんが(爆。
他にも色々色々ありましたよぉ。またDVD出たら買って改めて捜そうっと。
内容にほとんど触れていませんが、まだ公開してまもなくなのでご了承ください。それとパンフは必ず映画を観た後に読むこと。ストーリーが最後まで書いてあるので読んだら面白くなくなります。
映像はお見事で冒頭のシンガポールの街はもの凄くワクワクします。スピーディで複線ありありで、怪しいし(笑。
途中何度かエリザベス(キーラ=ナイトレイ)が主役やったっけ?と思うほど活躍しますが、彼女以外あんまりにも華のない映画なのでいたしかたないかも。跳ねっ返り度も倍増で結構魅せてくれますよ。
密かに笑ったのが、ジャックの走る後ろ姿!おカマが走っているような感じでコミカルでしたー。あれはさすがにキース・リチャーズをモデルにしてねぇよな、って突っ込みそうになったわ。
2007/5/30鑑賞

*主人公は僕だった   

何というか、とても不思議な映画でした。
サスペンスでもなく、ファンタジーなんでしょうけど、本当にあるかもしれないくらいさりげなくそれが描かれている映画なのです。
自分の行動をいちいち小説のように描写してくる頭の声に悩む男。その声に『近い将来死ぬ』と宣告されてしまい、不安を覚え必死でその声の主を捜しだそうとするんですが…。
もちろん映画を観ていて一番気になったのは男が本当に死んでしまうのか?というところなんですが、このお話の魅力は違うところにもあるんです。
声が聞こえてくるまで12年間、まるでロボットのように規則正しく孤独に生活してきた男が、その声によってロボットではなく感情のある人間であることを取り戻していくお話でもあるのです。
声が聞こえてきて、近い将来死ぬと宣告されて初めてそれに贖ってどんどん人間っぽくなっていく主人公。昔やってみたかったことをやり、恋までして、そして夕飯を一人きりで食べることがどんなに虚しいことか悟り、死にたくない自分のために声の主を捜しだします。
もの凄く退屈であるはずのストーリーと映像のはずなのに、主人公がどうなってしまうかという1点で最後までハラハラさせる凄い映画でした。
2007/5/23鑑賞

*ラブソングができるまで   

ラブコメディの主役をやらせたら右に出る役者はいないヒュー・グラントが主演の映画です。
この映画はっきり言ってストーリーが凝ったモノでもなんでもないし、もちろん映像的に素晴らしいとかそういう映画でも無いんですが、ラブコメにおける役者の演技力と主題歌を初めとする音楽が全てを支えていると言っても過言じゃありません。
まず、ヒュー・グラントはさりげない演技を完璧にこなしていますし、相手役のドリュー・バリモアは若い頃のメグ・ライアンのように可愛らしい雰囲気で演技をしています。
はっきり言って大作や感動モノが好きな方には物足りないでしょうけど、温かくて頭を使わない時間を過ごしたい方にはピッタリじゃないでしょうか。
80年代をイメージしたPOPというグループのヒュー・グラントのPVは、ホンモノか?と思うくらいリアルに「今観たらイタイ」シロモノに出来ています。やりきったヒュー・グラントとスタッフの方に脱帽です。
2007/5/16鑑賞

*東京タワー オカンとボクと、時々、オトン   

白状します。映画館で久々に(ちょびっと)泣きました。
その上鼻までかみました。しかも2回も。
原作も読んでないし、TVドラマもほぼ見ませんでした。つまりそんなに興味無かったんですよ。
でも映画館で見たCMのオダギリ=ジョーと樹木希林さんの醸し出す雰囲気が何とも良くて観に行きましたよ。
本日はレディースディ、つまり平日ですがなんと映画館は7割も席が埋まっていました。人気あるんやぁ。 と、のーんびり映画を楽しむ予定でしたが、実際は役者さんの細やかな演技に魅了されておりました。
特にオダギリ=ジョーの呆然としたときの「目が泳ぐ」演技とか、内田也哉子さんのちょっと間を置いた喋り方とか、樹木希林さんの笑顔の使い分けとか、静かな映画なのにもの凄いリアルで見入ってしまいました。
冒頭の「アバンギャルド」な演出には大笑いしました。
ようするにシナリオもすごく良い映画なんですね。
2007/5/9鑑賞

*ロッキー・ザ・ファイナル   

あのロッキーの最終章です。
ひとことで言うと「良かったなぁ」としみじみ思える映画でした。
ストーリーは全5作と同じく単純なんですよ。でもこのファイナルは本当にセリフが良い!
各場面でのセリフがもの凄く心に響くんですよ。
ロッキーが再びボクシングプロライセンスの審査に赴いたときの言葉、若い世界チャンプに語りかけるトレーナーの言葉、ロッキーが息子に語る言葉などなど、もう名ゼリフの宝庫です。
もの凄く綺麗な言葉じゃなく、本当に今心から出てきたような言葉が、この映画を素晴らしいものにしています。
そしてメインの試合のシーンのカット割りはお見事です。今までのロッキー作品でで一番迫力とスピード感が出ていたと思います。
凝ったCGなどを使っている訳ではありませんが、劇場で観るべき映画だと思いました。 2007/5/2鑑賞

*スパイダーマン3   

みーはーと呼ぶなら呼んでください(爆。
1、2作とも映画館で観たのでやはり3もこんなに話題になっているのだから、どうせなら初日に行ってしまえ!と観に行ってきましたよ。
今回のスパイダーマンは、若さ故に色んな過ちを犯し、そしてそれを悔い改めるというストーリーという感じでしょうか。
今回は敵が多いんですよ。
お父さんをスパイダーマンに殺されたと思いこんでいる親友、砂男、ブラックスパイダーマン、そして自分。
戦うシーンのスピード感というか臨場感は2なんて比較にならないほどアップしていますから映像だけでもかなり楽しめる作品です。
惜しかったのは今回たくさんの話を切って繋げた感があり、ストーリー展開がちぐはぐするんですよ。もちろん無駄なシーンは無いんですが、足りないシーンがあるというか、もうちょっと語られるべきシーンがあるんじゃないかって感じました。
映画を観ててピーター(スパイダーマン)は何て青臭いヤツなんだと思っていたんですが、よくよく考えるとまだ学生だからそんなもんなんですよね。普通の男の子がクモに噛まれて超能力を得ただけだから精神がついていかなくて当たり前。そういう意味では個々の役柄が良く描けている映画とも言えるのかな?
2007/5/1鑑賞

*蟲師   

先週に引き続きレディースディに女一人で映画、なんですが今回はマニアック(いやオタク)全開で選びました。選んだ理由は、CMで見た映像が美しかったことと、それがたまたま大友克洋監督作品であったことです。
大友克洋さんといえばマンガ好きには神様に近い存在。この方のアニメーション映画は何本映画館で観てるだろう…。あの絵の美しさと緻密さ、場面場面の存在感。それが実写で観れるとなれば何の知識もなくても行っちゃいますよ(笑。 この映画は人気コミックの実写版なので、思い切り読み込んで行くか、基本設定だけ頭に入れて観に行くかのどちらかだと思い、今回は後者の状態で映画館に足を運びました。
観た感想としては、期待したとおりの美しい場面の数々とキャスティングの妙が素晴らしく行って良かったなぁと。原作を読んでから行ったらまた違う感想だったんじゃないかとは思いますけど、とにかく設定で読んだ不可思議な世界観がよく表現されていて素敵でした。
明日にでも原作を読みに行ってもいいかな、と思いました。
2007/4/18鑑賞


*ホリディ   

レディースディに女一人で映画を観るなら恋愛映画だぜぃ♪(←何のこっちゃ?)
というわけでこの映画を選びました。
ホームエクスチェンジという聞き慣れない方法で休暇を過ごすことにした2人の女性。2人とも失恋したばっかりで環境を変えたかったのです。
もー、この2人の女性、すんごい恋に不器用なんですよ。そこがとてもキュート。こんな可愛らしい女性をないがしろにする男なんて最低ね!と共感したくなります。
個人的にはケイト・ウィンスレットが出会ったアーサーという老人とのお話がとっても素敵だと思いました。
余談ですがジュード・ロウが可愛いすぎです。映画の途中こんないい男が恋に不器用な訳ねぇだろぉ!とすんごいツッコミを入れそうになりましたが、彼の泣き顔にはノックアウトされそうでした(爆。
2007/4/11鑑賞


*ナイトミュージアム   

CMを見たときからワクワクしていました。
ありきたりの職業じゃ満足できなくてただ今失業中のお父さん。何とかハローワークで紹介してもらったのが博物館の夜警なのでした。
ところがこの博物館、夜になると展示物が動き出すのです!
もう、お約束に継ぐお約束の連続。ちょっぴりどんくさいお父さんがまたコミカルで楽しい。
離婚した奥さんの所で暮らす息子に良いところを見せたくて、この夜の博物館に息子を招待するのですが、その夜に事件が起きるのです。これもお約束やね。
各キャラクターが絶妙の役割を果たしていてとっても楽しい映画でした。
ロビン・ウイリアムスが演じる恋するルーズベルト大統領がすごく魅力的で素敵でした。
2007/3/3鑑賞


*ドリームガールズ   

久々にしまりすと映画に行ってきました。
アカデミー助演女優賞もとったことだしさぞかし混んでいるかな、と思ったら意外に空いてでてびっくり。 おかげでじっくりゆっくり映画を楽しめました。
ミュージカル仕立ての映画を観たと言うより、コンサートに行った感じがするほど歌の部分が多い。
でもビヨンセ、エディー・マーフィー、ジェニファー・ハドソンの巧みでソウルフルな歌声がしみいるように時には衝撃的に響いて素晴らしかったです。
ビバ音楽!
映画のエンディングなども単に出演者の名前が流れていくだけじゃなくって色んなカット割りで人物紹介していたりして楽しめました。
2007/3/3鑑賞


*イルマーレ   

レディースディに学校がお休みだったのでまた映画に行きました。1人なので普段あんまり観ない恋愛映画を選択。そこで「イルマーレ」にしました。
知らなかったんですが韓国映画のリメイク版なんですね。
CMで見た感じだけのイメージを持って観に行ったもので、詳しい内容とか全く知らずに行きました。
物語は「湖の家」で暮らしていた「彼女」と、「湖の家」で暮らし始めた「彼」が手紙で語り合うお話。
ところが彼女の生きる現在は2006年で、彼の生きる現在は2004年だったのです。
最初は何かのいたずらと思ったけど、手紙で語り合うほど惹かれていきます。彼の現在と彼女の2年前で接触し始めて少しずつ2年後が変化していく…。
そして彼女の「明日」、彼の「2年後の明日」にイルマーレで会おうと約束します。
基本的にはパラレルワールドのラブストーリーなんですが、彼女のお母さんのお話と、彼のお父さんがとても映画の中で重要な役割をはたしており、また印象に残ります。
最後は流石もとは韓国映画だぜ!と思えるほどお約束な結末ですが、主役の2人の演技がそのクサさを緩和していたように思います。
2006/10/18鑑賞


*スーパーマン リターンズ   

あのスーパーマンが帰ってきました。
旧作を幼い頃に観て楽しんだ朝蔵としてはかなり期待して観に行って、期待を裏切らなかった嬉しい映画です。
オープニングは旧作ファンにとって20数年前にトリップした気分にさせてくれる出来。ジョン=ウイリアムズによるあのテーマ曲も健在でそれだけでワクワクします。
物語は宿敵レックス・ルーサーを刑務所に送った後、5年も地球を留守にしていたスーパーマンが帰って着るところから始まります。その間にあのロイス・レインは子供を設け愛する男性と暮らしています。スーパーマンにはそれが何よりのショックで。もう未練たらたらなんですよ(爆。
もの凄い図体の大きな男が「しゅーん」としているところは良い感じで描けていたのではないでしょうか?
さてこの映画の最大の見せ場は、前半の飛行機墜落を阻止するシーンです。
そこだけで大画面で観る価値のある映画になっています。もの凄いスピード感と息もつかせぬ場面展開。「飛んでるっ」って感じをこれでもかってくらい味あわせてくれます。
俳優陣も旧作のイメージを壊さない感じで本当に「帰ってきたよ」と思わせてくれる映画でした。
でもまあ、突っ込みどころも満載なんですけどね、この映画。
多分ね、観た人の大半が「スーパーマン、あんたそんなことしてたんかいな!」とツッコミを入れたくなるはずです。これ以上はネタバレなので書けませーん。
2006/8/30鑑賞

*パイレーツ オブ カリビアン~デッドマンズ・チェスト   

多分2006年夏映画最大の話題作と言って過言ではない「パイレーツ オブ カリビアン」の第2作目です。
前作のスタッフ、キャストで前作のスケールを遙かに上まわる仕上がりになっていました。
主役ジャックス・パロウ役のジョニー・デップには腹をかかえて笑かされるし、オーランド・ブルームは男っぷりがあがっているし、キーラ・ナイトレイはさらに跳ねっ返りになっているという。
その上今回の敵役がもの凄くグロい。グロい動きにグロい行動。ハンパじゃありません。
既に第3作も決定していると聞いてから観に行ったんですが、明日にでも第3作を公開してくれ!という終わり方。まるでスターウォーズの5と6のようです(旧3部作の2と3ね)。よーするに思いっきり途中で終わっているんですわ。
とにかく楽しめる作品です。是非是非大スクリーンで観て欲しい。
2006/8/9鑑賞

*ゲド戦記   

宮崎吾朗第一回監督作品、というCMナレーションでおなじみのスタジオジブリ作品です。
多分観に行ったほとんどの人は「宮崎駿」作品のイメージで観に行って「面白くなかった」と言っているのではないでしょうか。
何も先入観を持たずに「ゲド戦記」という有名な物語を日本人がアニメーション映画にしたという視点で観に行くと「こんなもんでしょ」と思えます。もちろん原作ファンからすれば「全然違う」というお怒りの言葉が聞こえてきそうですが。
さて肝心の映画ですが、物語は淡々と進んでいきます。その世界のその時代の人が自分を捜して生きている場面を切り取ったような描き方をしています。変に演出された「笑い」や過度な「ファンタジー」的な場面はありません。でもこのスタッフが考えたなりの(シュナの旅というお話の世界がベースにはなっていますが)世界観を緻密に描き上げています。
また声優陣がすんなり物語に引き込んでくれて素晴らしい。特にハイタカ役の菅原文太さんは静かな縁起で存在感を出していて、流石一流の役者さん!と思わせてくれます。
一つ残念だったのは「真の名」がどれだけこの世界では重要なものかが、さらりとしか語られていないので映画に厚みが出なかったんじゃないかな、と思いました。
2006/8/1鑑賞

*プロデューサーズ  

人気ブロードウェイミュージカルの映画版。
昔は素晴らしい作品を作っていたプロデューサーとプロデューサーに憧れつつも地道な会計士を生業としている男の話。史上最低・初日でコケるショウを制作して儲けてやろうと企むのですが、ナゼか公演は好評で…。
出演者みーんなイキきすぎた性格だったり、どっか抜けてたり、ゲイだったり、ネオナチだったり…、もう新しい登場人物が出てくる度にハチャメチャになっていくのが痛快です。また、よーく見ていると色んな映画のパロディがチラホラ。
大味に見せて細かいところでも楽しませるという粋なつくりの映画でした。セリフがまんま唄だったりして、ほとんどミュージカル見ているようなもんなんですけどね。
コンクールの自由曲がこの映画のサウンドトラックからのメドレーなので、どうしても観に行きたかったんですが、ほぼ1年ぶりに映画館に足を運んだのは新世界の超アヤシイ劇場でございました(爆。
映画良かったんですけど、劇場のインパクトには勝てませんでした(爆。
2006/7/25鑑賞