*2004年~2005年分
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*宇宙戦争   

原題が「WAR OF THE WORLDS」ですので「宇宙戦争」って訳すのは違うのでは?
と思った通り舞台は宇宙ではなく地球しかもアメリカのみです。
そこはさておき、最初に全てを見せずに観客の想像力を働かせるだけ働かせて「ばんっ」と魅せるところは流石スピルバーグと言ったところでしょうか。
お話自体はかなり単純で展開も割に読みやすいので、俳優の演技と視覚効果をゆっくりと味わえる映画だと思います。
トム・クルーズの娘役のダコタ・ファニングの演技が素晴らしい!!無垢で美しい瞳が見開かれ恐怖の色を浮かべる表情なんかはもの凄いリアリティがあります。
音楽は巨匠ジョン・ウイリアムス!今年の夏の2大映画の音楽を両方とも担当されています。音楽は雰囲気的に「ジョーズ」の雰囲気があるなぁと思いました。やはりパニック映画ということで臨場感などが共通するんでしょうか。
2005/7/17鑑賞

*スターウォーズ エピソード3
 シスの復讐
 

エピソード4を映画館で観たのが27年前、人生の1/3を共にした偉大なるシリーズの最終作です。
こうして最後の1作を観て改めて思ったのはスターウォーズはダースベイダーの生涯の話だったんだなぁって。初めてダースベイダーというキャラクターを見たときなんて存在感があり圧倒的な「悪」なんだって子供心に憧れました(おぃ。何より格好いいんですもん(笑。
しかし今回の映画は悲しすぎました。主人公がいかにしてダースベイダーになったのか、その過程はあまりにも残酷で悲しい道のりでした。
人より何もかもが純粋だったためにまっすぐに「暗黒」に落ちていく様は見ていて辛い…。愛する人を失うことに恐怖し、何もかも失ってしまう主人公=ダースベイダー。
よく考えてみたらすごいCGとか、凝ったクリーチャーとか不思議な世界観とか他にも見所はたくさんあったのに、見終わって思い出すと覚えているのは「人間模様」ばかり。
いかに各キャラクターの存在感があるか再認識させられる映画でした。
2005/6/25鑑賞

*Shall we Dance?   

日本同名映画をハリウッドでリメイクした作品です。
元の映画がとても素晴らしかったので、どんなもんかな?とは思いましたが、そこはやはりハリウッド、アメリカ的にして魅せてくれました。
話の展開も大筋は分かっているとはいえ、全然退屈させません。そして主役のリチャード・ギアが格好いい!!!それだけでも観に行った甲斐があるという映画でした。
しかしアメリカではリチャード・ギアの様な方はチャーミングなんですね。私の目から見ると渋みと色気を兼ね備えた大人の男なんですが(笑。まあ、とにかくリチャード・ギアの笑顔が素敵なんですよ。相手役のジェニファー・ロペスは日本人の目から見るとこの配役は…、と思うところありなんですが、踊りは情熱的で凄いです。日本版にはないシーンの2人で踊る場面があるんですが、これが色っぽくて、情熱的で、力強くて素敵です。
また競技会でワルツを踊る場面はため息が出そうなほど優雅でした。
最後のタキシードを着てバラを一輪持ったリチャード・ギアが現れるシーンは(CMでやってましたね)、女なら一生に一度こんな素敵な場面に遭遇してみたいと思うのではないでしょうか。
特撮があるわけでもないからDVDでもいいや、と思っている方に、あのときめくような素敵な場面はぜひ大画面で味わってほしいと思いました。
2005/4/30鑑賞

*ナショナル・トレジャー   

エジプトのファラオの墓からエルサレムのソロモン王の神殿、フランスのテンプル騎士団、コロンブスを乗せたサンタマリア号、アステカの太陽のピラミッド…そしてアメリカ独立戦争に受け継がれた財宝の行方を主人公ゲイツが捜すという物語。
もうちょっと世界史を勉強していたらなお面白かっただろうな。
映画では独立戦争終結後、建国の父たちの1人が死期を悟り財宝のありかのヒントを主人公の祖先の少年に打ち明けるところを、主人公が幼い頃祖父から聞き興味を持つところから始まります。
そして財宝のありかは連想ゲームのように繋がって、アメリカ独立宣言書の裏に記されていることを知る。
出てくるアイテムやヒントのしるし方が遊び心満載で好きでした。思ったよりはアクションが少なくどちらかというと一緒に謎解きを楽しむ映画でしたね。
ただとても細かいところにヒントや「そうだったのか」と気づかされることがちりばめられているので見逃すと「???」ということになりかねません。そういうイミで気の抜けない、良い展開でした。
2005/4/2鑑賞

*ボーン・スプレマシー   

2002年に公開された「ボーン・アイデンティティー」の続編です。
たまたまビデオレンタル店で借りるモノを悩んでいるときに旦那さんが「コレ観たい」と言ったのがこの前作。
マッド・デイモンのファンでもなく見始めた映画ですが、話が凝っていて結構面白かったのです。ちょうど今回観た「ボーン・スプレマシー」の公開が決まった頃でした。
話は前作から2年後(タイムリーに作ってますね)。CIAの諜報員でありながら任務中に記憶喪失になり、その時に出会った恋人とひっそりインドで暮らしていた主人公の元に殺し屋がやってくる。
殺し屋は主人公を殺したつもりが、恋人だけ死んでしまう。何故今頃自分を殺しに来るのか?その謎を求めて主人公は本巣=CIAを探る旅に出る。
一方その頃ベルリンでCIAとCIAの機密ファイルを奪った者との取引中、両者は殺害されファイルも消えてしまう。その現場には何故か主人公の指紋があった。
犯人が主人公だと思い執拗に捜索するCIAと記憶の断片に悩まされながらCIAを探る主人公との攻防が手に汗握る!
目が回りそうなカーチェイスなども見所で、前作よりも話が凝っていて見応えのある映画でした。
2005/3/5鑑賞

*ターミナル  

冒頭に主人公のビクターが空港に足止めされる出来事を除いては劇的なストーリー展開があるわけでも、目を見張るような特殊効果を駆使しているわけでもないのに、2時間あまりをまるで退屈せずに過ごせた映画でした。
この映画は主人公ビクターの素朴でまっすぐで前向きで人情溢れるキャラクターが、全てを作り出しています。彼を自分の管轄から追い出したい空港警備局局長候補、彼をスパイだと思いこむ掃除夫、彼に恋の橋渡しを頼むフードサービス、彼をヒミツのポーカーに誘う荷物運搬員、彼を気に入ってしまう警備隊長、そして苦しい恋に悩むフライトアテンダント(今スッチーって言ったらだめなんですよね)。彼に出会って何かが変わっていきます。
ピーナッツの缶に秘められた約束には、つい涙が出てしまいました。
しかしこの舞台になった空港が全てセットだなんて、分かって観てても信じられないです。うーん素晴らしい。
2005/1/29鑑賞

*Mr.インクレディブル   

あのピクサーの新作です。春頃に観た映画の予告編があまりに面白かったのでとっても期待していきました。
15年前まではスーパーヒーローがたくさんいて、町の色んな危機を救ってくれていました。ところが危機を救う際に壊れたものや怪我をした人たちによる訴訟によって、スーパーヒーローたちは「普通の人」と同じように生活しなければならなくなってしまったのです。
主人公はそんな元スーパーヒーロー。奥さんもスーパーヒーローです。普通に生活するには特殊能力が邪魔をしてなかなか上手くいきません。年頃の子供達は自分の特殊能力を活かせないことや、どうあつかっていいか分からなくて悩んだりもしています。
この映画の素晴らしいところは、家族の特殊能力をそれぞれ活かしたチームワークです。お母さんが強い家族ってやっぱりうまくいくよね、とも思いましたし(笑。
スーパーヒーローの服のデザイナーさんのモデルは「あの人」ではないの?と大笑いしてしまいました。このキャラ、かなり良い味出してます。
主人公が狭いところを抜けるとき、明らかに肩幅の方が広いのに何故かお腹がつっかえてうんうんうなっているところもかなり笑えますよ。
あと、随所にいろんな映画のパロディと思われるシーンが出てきます。そういうのを観た人どうしで言いあいっこするのも楽しいかもしれませんね。
2004/12/20鑑賞

*ハウルの動く城   

ファン待望の宮崎作品です。
宣伝では、弱虫でナルシストな魔法使いと、呪いで90歳のおばあさんに変えられた18歳の少女とのラブストーリーと言われていましたが、もっと深いテーマのあるお話でした。
色彩の美しさ、各々のなめらかで繊細な動き、そして宮崎作品のあの魅力的なキャラクター達が大画面の中で動き出した時、意識はお話の中に引き込まれていきました。
エンドロールが流れて最後にあの「おわり」が出たときには「ほぅ」とため息がでました。
「あー、ハッピーエンドで良かったねぇ」と素直に思えた、そんな映画です。
三輪明宏さんと我修院達也の声は絶品なくらいハマっていて、良かったです。
ヒンという変なイヌが時々おかしな動きで笑わせてくれるのも良い味出していました。
公開したばかりなので、あとは何を書いてもネタばれになりそうなので今はここまでにしておきます。
今回も映画館にあらかじめ予約を入れて行ったんですが、案の定当日件は夕方までに夜の回まで全て売り切れという人気ぶりでした。
皆様、観に行かれるときは是非予約を入れるか、前日までに指定席券(最近の映画館は全席指定が多いので値段は同じです)を手に入れてから行くことをおすすめします。
2004/11/21鑑賞

*コラテラル   

トム・クルーズが初の悪役を演じるという話題作。
12年平凡に、まだ夢や希望はあるが少し諦めかけたタクシーの運転手が、一晩に5人の殺しを請け負った殺し屋をたまたまお客として乗せてしまったことから物語は始まります。
話的に凝ったところはこれといってないのですが、非情な殺し屋がきれい好きで頭の回転の速いタクシーの運転手に興味を持つところや、何故ロスが嫌いなのかというお話の内容がところどころに切なさを感じました。
余談ですが、ジェイダ・ピンケット=スミスの「大人の女」って感じの演技が素敵だなと思いました。
2004/10/30鑑賞

*スウィング ガールズ   

東北のとある高校で、ちょっぴり吹奏楽部に憧れて、毎日何となく楽しくだらけながら過ごしていた女の子が、ふとしたきっかけでビッグバンドをやるというお話。
この監督、笑いのツボ分かりまくりです。
「そうそうそう!」とか「えぇ~…!」とか思わずツッコミながら、笑えるシーンが満載です。
あと、その楽器をやっている人にありがちなキャラクターにきちんとはめてくれている点が嬉しい。たとえば主役のSaxの女の子。この突っ走るおバカな性格は私に似ているかもしれない…とか、Tbの女の子の真面目でちょっとおっとりした性格は、しまりす(ウチの旦那さんはTb吹き)に似ていたり…。
きちんと全国の吹奏楽部やジャズバンドの取材をされてきたんだなー、と感心してしまいました。
とにかく、頭のネジを10本ぐらいゆるめて、思いっきり何にも考えないで観て、とても楽しめる映画です。最後の音楽祭での演奏シーンには思わずじーんとしちゃいました。
ちなみに『イノシシ』のシーンは、鼻水垂れるかと思うくらい笑わせてくれました。
2004/09/19鑑賞

*アイ,ロボット   

ロボットが殺人を犯したのか?というサスペンスだと思ったら、もっと大きな構想の映画でした。
ロボットと人間が共存する近未来、ロボット3原則に守られた世界。ウィル・スミス演じる主人公は殺人課の刑事で過去の事件のために、ロボットを信用しない数少ない人間。
物語は主人公の恩人であり、ロボット3原則を創った博士が死ぬところから始まります。
博士は自殺か?新型ロボットが殺したのか?
結構ハードなアクションもあり、見せ場も盛りだくさん。
コマーシャルで観た印象よりもはるかに面白かったです。
ウィル・スミスが映画の冒頭で履く、コンバースの黒い革のハイカットバスケシューズがすんごくかっこよくて「欲しい~!」と思ってしまいました。
2004/09/18鑑賞

*サンダーバード  

5…、4…、3…、2…、1…、THUNDERBIRDS ARE GO!!
オープニングのアニメーションがお絵かきみたいでかなり可愛かったです。
この映画の見所は、各メカのおもちゃっぷり(これが可愛いのよ)とペネロープ&パーカーのやりとりではないでしょうか。(ただ、私が好きなだけ?)
素直なストーリー、分かりやすいキャラクターたち、そしてこんなに特撮がリアルにできる時代にわざわざ、『人形劇』のテイストを残した作り物っぽいつくりが、オリジナル人形劇版を観ていた私にとって嬉しいところです。
だって、もともと子供向け番組なんですもん。ウルトラマンやスーパー戦隊ものと同じ世界なんですから、リアリティや深刻さなんてナンセンス、明るく楽しく、ハラハラドキドキ…、そんなノリで観られる映画にわざわしてくれてありがとうって感じのできでした。
2004/09/03鑑賞

*シャレード  

先日のジャズバンドの本番で、シャレードを演奏しました。
その際、映画音楽における効果音などの解説などもしまして、聞きに来ていた旦那さんがDVDを借りてきてくれました。
映画はサスペンス&ロマンス&コメディ仕立てで、オードリー・ヘップバーンの魅力満載!って感じでした。誰が味方で、誰が殺人犯なのか!最後までハラハラさせられます。
オープニングのアニメーションも凝っていて、レトロさがかえって新鮮な感じがして、センスの良さがうかがえます。
1963年の作品ですが、今観ても充分に楽しめますよ。ヘップバーンって本当に可愛い!
これを機会に『ローマの休日』や『ティファニーで朝食を』など昔に観た他の作品も借りてみようと思います。
2004/08/24DVD鑑賞

*シュレック2  

どうしても字幕版が見たいと思ったら、夜の回しかやっていないところが多くて、会社帰りに行きました。でも吹き替え版も見てみたいなと思っています。
感想を一言で言うと「ぎゃはははははははははっ!!!」です。
いやー、笑った、笑った。出てくるキャラクターもお話も抜群に魅力的で、その上ネタが細かい!!
数え切れないほどの、映画やTVその他のパロディが目白押し。きっとアメリカの方にはもっとたくさんのパロディが分かったのではないかと思います。
CGも素晴らしく、髪の毛や布の質感、水などまるで実写をみているような錯覚を起こすほど。皮膚が透けて見えるそばかすも表情が変わるとそれに合わせてきちんと動くし。でもそれはあくまで、キャラクターたちをより魅力的に魅せる手段として、画面の中で活きていたのが良かったです。
ロバ役のエディ・マーフィーだけ台本の分厚さが違うんじゃないか?と疑うほど、今回も喋りまくっていて、それだけでも笑えましたよん。
あと、あのネコちゃんの「うるうる」の瞳をみて「アイフル」状態になりそうだった、朝蔵でした(笑。
2004/08/12鑑賞

*キングアーサー   

今まで読んできた『アーサー王』の物語と、いろいろと違っていたので『?』と思っていたら、パンフレットに、アーサー王が本当に実在するならばこうだったのではないか?という視点で作られたと書いてありました。なるほど。
現在のハリウッド映画にありがちなきらびやかさとかはありませんが、何か『男臭い』くて良かったなーと思いました。主役の男優さんをほとんど知らない人だったので、余計なイメージを持たずに観ることができたのも良かったかも。グウィネヴィア役を今をときめくキーラ・ナイトレイが、ものすごい跳ねっ返り(というか勇ましい)に演じていたのも面白いとおもいました。
ダゴネットという円卓の騎士が、身を挺して氷を砕くシーンにおもわずじーんとなりました。
つくりは地味ですが好きです、こういうの。
2004/07/25鑑賞

*スチームボーイ   

ジャパニメーションって本当に凄い!
動きのなめらかさ、絵の美しさ、自然さ、どれをとっても『非の打ち所のない』という言葉が当てはまる映画だとと思います。
(自然に見せる難しさって、ほんと批判ばっかりしている素人には分からないんですよね。私はモノを創る仕事をしている者のはしくれとして、こういう素晴らしいモノをうんちくたれて批判しているヒトに腹が立ちます。)
時代はまだ科学の恐ろしさの分かっていない19世紀前半。発明がどんなことを引き起こすのか、誰にも予想できないそんな時代。話自体は単純で分かりやすい内容でしたが、それを『わくわく・どきどき』させながら魅せる魅せる!ちゃんとユーモア(ブラック?)も随所にちりばめられていて、あっという間の2時間でした。
しかしあの『AKIRA』から16年も経っていたんですね。うーん、トシをとるはずだ…(笑。
2004/07/18鑑賞

*スパイダーマン2   

アメリカンコミックの劇場版第2弾。
私的には面白かったです。悩めるスパイダーマンの手から『クモの糸』が出なくなって、落ちていくところとか、何かシュールで。しかし何でスパイダーマン=ピーターは、普段あんなにも鈍くさいんでしょうね。彼の場合、スパイダーマンの衣装を着るだけで、別に『変身!』する訳じゃないのに。
今回もオープニング部分がとても凝っていて、それだけでも結構楽しめました。アメリカンコミック原作の映画はこういうところにもこだわりがあって楽しいです。
やっぱりというか、第3弾は必ずあり!という終わり方でした。
2004/07/17鑑賞

*ハリーポッターとアズカバンの囚人   

ベストセラー小説第3弾の映画化。
今回から監督が変わったという今作。原作がかなり分厚い小説であるからか、かなりぶった切られていました。原作を読まないで観にいった方は、筋がわかりにくかったのではないかと思います。
主役の3人は、原作と同じ成長期で、1作目の幼さは影もなく、大人びていました。成長物語だから実際にもこんな感じなのかなぁと妙に納得したり。
世界観の作り方は原作を読んで行っても納得できますが、今回全体的に画面が暗い印象だったのが、子供が観たら怖がるのでは…、なんて心配してしまいました。
相変わらず、ジョン・ウイリアムズの音楽が素晴らしいのと、エンディングがとっても可愛くてお気に入りでした。
2004/07/4鑑賞

*トロイ  

実は密かにブラピが好きだったり、古代モノが好きだったりする私。短大時代、『ギリシャ悲劇論』なる講義をとり、レポートでなかなかの点数をもらったりして、かなり好きです、こういうの。
話は『あの』トロイです。だから大筋も分かっていたので、何にも考えずに観に行きました。
ヘクトル役のエリック・バナが最高です。彼が主役といってもいいくらい光っていました。もちろんブラピも良かったですけど(笑。
仕掛けも映像もお道具も衣装もホントに凝っていて、魅せてくれる映画でしたが、それよりも役者がきちんと『らしさ』を出していたのが良かったです。

*スターウォーズ  

忘れもしない20数年前、新聞屋さんに貰ったチケットに“尋常でないモノ”を感じで劇場へ足を運んだ映画です。当時SFというジャンルはまだB級というイメージが強く、劇場はガラガラでした。貰ったチケットが前から5列目という指定席で、始まって5分で映像のスケールの大きさに「これは2時間首が持たないぞ」と思い、後ろの方の席へ移動したこともよく覚えています。何でこんなに面白い映画が、途中で席を移れるほどガラガラなんだろう、とすごく疑問に思いました。
その数ヶ月後から以来20数年の大ブレイクは、誰でも知っていますし、未だに次回作があり、本当にいつまでも夢を見させてくれる素晴らしい映画だと思います。

*真夏の夜のジャズ  

1958年7月に開催された、第5回ニューポート・ジャズ・フェスティバルの4日間の実録映画です。大阪は御堂筋沿いの怪しいビルの中にある「入ったらホントに出てこれるんだろうか…」というような怪しい映画館にも関わらず、ひたすら感動した映画です。伝説のジャズマンたちの夢の共演!何度観てもため息が出ます。最初と最後に出てくる、車に乗って“聖者の行進”を演奏する若者バンドがなかなか良い味出してます。

*タワーリングインフェルノ  

あまりに有名な、スティーブ・マックィーンとポール・ニューマン共演のビル火災パニック映画です。ワタシが幼少の頃テレビで放映されるときは、何と2週連続3時間、前後編というぶち抜き放映をしてくれた程、人気があったと思われます。
この映画のスティーブ・マックィーンの格好良さは、言語で言い尽くせません!(笑)実は「全部」を観たくて、DVDデッキを買って初めて買った映画がこれと「ブレード・ランナー」だったという…。